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MJY 海外商業施設視察 レポート① 台湾編

2024/10/07

コラム

2024年9月台湾視察 ~台北・台中マーケット編~

初めまして、MJYコンサルタント海外事業部です!

今回はコロナが明けて初の海外商業施設の視察で、なんと台湾に行ってきました!

台湾のデベロッパーのご担当者様に会いに行き、実際の現地の生の声を聞けました。

本コラムでは、そんな現地での様子をお届けします。少しでもみなさんが「リアルな台湾」を感じていただければ嬉しいです。

三井不動産さま

まずは三井不動産の方に会ってきました!

現在台湾にはアウトレットが3店舗、ららぽーとが1店舗あります。今後ららぽーと系列の施設が2店舗オープン予定です。

ららぽーとには、国内外の人気ブランドが多数出店しており、実際に日系企業は3割ほど出店しているようです。

日本から来たブランドというだけでも信頼度と話題性があるとのことです。

その中でも飲食が5割でレストランやカフェ、スイーツ店などがとても充実しておりました。

台湾で活躍している日本企業には八天堂・ドンク・クレミア・大阪王将などがあり、どこも人気でした。

価格については日本よりも約1.5倍~2倍のイメージで特に和食が高い印象でした。

 

新光三越さま

続いては新光三越の方にお会いしてきました。

台湾の商業の発祥は百貨店で、特に強いのが三越です。

現在台湾に16店舗展開しており、台北には9店舗ありました。

毎年周年祭が10月~11月(3週間~1ヵ月)に開催され年間の1/4の売上を作っており、その中でも化粧品が一番売れております。

また、スイーツについては台湾の人からすると日本のスイーツは甘い為、チョコブランドが他の国と比べて少ないとのことです。

チョコレートに関しては台湾では小学生以下のお子さんに食べさせない親が多く、どのスイーツ店でもチョコフレーバーは日本と比べて少ない印象でした。

健康意識が高い成人はチョコレートを健康食品とみなす為、カカオの濃度が高いものが好まれます。

日本企業が初めて台湾で催事出店する際は、国内である程度の知名度があると良いとのことです。

誠品生活さま

2日目は誠品生活の方にお会いしてきました。

日本の蔦屋書店がロールモデルとしている施設です。

誠品生活は台湾・香港・中国・日本・マレーシアなどアジア中心に店舗を展開しております。

日本ではコレド室町テラスに入っており、今後は店舗の拡大も視野に入れているとのことです。

その中でも今回は南西店と昨年の9月にオープンした新店に行ってきました!

南西店は日本でいう渋谷や新宿などの繁華街に位置し、感度の高いアパレル・雑貨・飲食店が入っていました。

新店のあるエリアは準郊外ですが、大手企業のオフィスなどが続々と移転してきておりマンションの再開発で注目されております。
※右の画像の新店は開放感があります!!

 

誠品生活では毎年5月頃に台湾国内、海外ブランドが集結するスイーツイベント【夢幻甜點店】が開かれます。

台湾の中でも普段台北から離れている場所にある店舗や個人経営の店舗などを集めて開催しているので、興味のある方は是非お声がけください!

遠東SOGOさま

 

 

 

続いては遠東SOGOの方に会ってきました。

台湾には7店舗展開しており、台北には4店舗展開しております。

三越よりも比較的年代層が高めで、メインは40~50代という印象でした。

日本ブランドも多数上陸しており、その中でもヨックモック・源吉兆庵が台湾でも人気です。

POP UPでは北海道物産展も開催しております。

 

廣三SOGOさま

最終日は台中に行き廣三SOGOの方にお会いしてきました。

台中では五本指に入る売上規模で、営業時間前から地元の常連客が入口前でオープンを待ってました。

私たちが行ったときは上層階で日本物産展が開催されていて、なじみのある日本の食品が多数並んでました。

その中でも日本の駅弁が売られていましたが、日本とは違い温めてから提供されていました。

お話を聞くと台湾では冷めたご飯や総菜を食べる風習が無いので、冷たいままだと売れないことからこのような販売方法になったとのことです。

現地に行ってみて改めて食べ物に対する価値観の違いに驚きました!

台湾最大級の商業施設が開業予定

2026年度にMRT台中駅直結、売場面積計9万坪の台湾最大級の商業施設が開業予定です。

商業施設はB1F~5Fの6層で、その他高級ホテル、オフィス、展示会場が併設されます。

全世界が注目する施設なので、オープンが待ち遠しいですね!!

ビアードパパ in 台湾

台中から台北に帰る際にビアードパパのお店を発見し、つい買ってしまいました!

日本の商品よりもクリームがさっぱりしている印象でした。

やはり台湾のスイーツは日本と比べて甘さ控えめですね!

実は今回滞在中になんと台湾のビアードパパの社長にお会いしお話をお伺いできました。

コロナ前は14店舗でしたが現在24店舗まで拡大しているとのことです。

クリームなどは現地で生産し価格は日本の1.3倍~1.5倍程度でした。

成功の要因の一つとしてオペレーションが簡易化されたことにより提供スピードが速まり、その結果顧客満足度が高まったことが考えられると思います。

おわりに

今回の台湾出張ではとても貴重なお話を色々聞けて勉強になりました。

普段国内にてネットで収集できない情報や現地で生活している人たちの生の声が聞けたのが一番の収穫です。

また、次回は違う国へ行き皆様に最新情報をお届けできればと思います!

 

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